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『しろくまちゃんのほっとけーき』

これは双子が0~2歳くらいの頃、暗唱するほど読みました。というか、今でもほぼほぼ丸暗記していると思います。誰もが知ってる名作絵本。「名作にはずれなし」です。

 

こぐま社(1972)

作 若山 憲

私的推奨年齢 0歳~

絵のタッチ ビビットな色彩に赤ちゃんくぎ付け

正直に言うと、私はこの絵本の絵があまりすきではありません。まず色がキツイ。そしてしろくまちゃんの目が怖い。と私は思います。でも赤ちゃんはこのはっきりした色と線が大好きみたいで、7か月くらいの双子に読んでいると、二人とも絵本に向かってほふく前進で突進して必死に触ろうとしていました。おかげで我が家の「しろくまちゃんのほっとけーき」はボロボロですw見開き2ページ使ってホットケーキが焼きあがる過程を描いたところはインパクトがあって可愛くて好きです。

ストーリー 作る楽しさと食べる楽しさ

しろくまちゃんはママと一緒にホットケーキを作ります。道具をそろえて、材料を用意して、まぜまぜして、焼いていきます。食べるときはお友達のこぐまちゃんと一緒に。2人でお皿も洗います。

作る喜びと食べる楽しみ、両方あるのがいいですね。ホットケーキは離乳食後期くらいから食べられるんですっけ?そういう赤ちゃんにとって身近な、好きな食べ物を作る過程には、子どもなら誰しも興味を持つことと思います。この絵本を読んで育ったせいか、双子は小さいときからお料理やお菓子作りが大好きで、最近ではどら焼きやらマドレーヌやら作ってます。我が子とお菓子作りをするのは昔からの夢だったので嬉しい限りです(^^♪

ことん・ふわふわ・ごとごと・ふくふく…擬音語が随所に散りばめられているのも、楽しいですね!

 

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『ちいさいモモちゃん1 おばけとモモちゃん』

うちの子達は男の子なので、やっぱり主人公が男の子の絵本の方が食いつきがいいです。でもこのモモちゃんシリーズは別!モモちゃんはお転婆さんでパンチが効いてるので、性別を超えて惹かれるようです。

 

講談社(2003)

*この絵本は復刻版で、元になった絵本は1972年発行です。

作 松谷 みよ子  絵 中谷 千代子

私的推奨年齢 3歳~

絵のタッチ 水彩絵の具の優しいカラフルさ

各ページかなりカラフルなんですけど、水彩絵の具で描かれているのでキツイ印象はないんです。まるでワカメちゃんのようなモモちゃんのファッションも可愛いし、おばけたちもどこかコミカルで可愛いです。

ストーリー モモちゃんがおばけを買いに出かける話

おばけが欲しくなったモモちゃんはおばけを買いにでかけます。でもおもちゃやさんにも動物やさんにもおばけは売っていません。困ったモモちゃんが「おばけやさんはどこですか~」と叫ぶと、ドドーンという音とともにおばけやさんがあります。火の玉おばけ・ゆうれいおばけ・傘おばけ…色々なおばけが出てくるけれど、モモちゃんはどれも気に入りません。怖がらないモモちゃんに、おばけたちも悲しいやら悔しいやら。モモちゃんは最後に出てきたのっぺらぼうが気に入って、おうちに連れて帰ります。めでたしめでたし??

おばけって本来怖いもの…そのおばけを「欲しい!」と思ってひとりで買いに行ってしまうモモちゃん、なかなかパンチが効いたキャラクターです。子どものユニークな発想と行動力に驚くことは多々あるけれど、70年代は今よりも小さい子がひとりで出歩くことに寛大だったんだろうけど、それにしても凄い。うちの子達はむしろモモちゃんに怖がってもらえないで悔しがるおばけ側に感情移入しているようですw私は子どもの頃感じていた根拠のない無敵感のようなものを思い出してほのぼのしました(^^♪

 

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『どうぞのいす』

双子が大好物のプリンを食べているとします。その目の前で、「美味しそうだね」と言います。ちいちゃんはスプーンからこぼれるほどのプリンをすくって「あーん」してくれます。あんちゃんは背中でプリンをガードして急いで食べ切ります。私もちいちゃんの優しさを見習いたいと思います。

今日はそんな心優しいちいちゃんが好きな可愛いお話を…。

 

ひさかたチャイルド(1981)

作 香山 美子  絵 柿本 幸造

私的推奨年齢 2歳~

絵のタッチ 小学校高学年の女の子が描く絵

絵の具の優しいタッチで描かれる動物たちは、ぬいぐるみのようにキャラクター化されていてとっても可愛い。女の子が好みそうな、親しみやすい絵だと思います。

ストーリー 「どうぞのいす」から始まる思いやりの輪

うさぎさんは、自分で作った椅子を木の下において「どうぞのいす」という立札を立てます。最初にやってきたロバさんは、背中にのせていたどんぐりのかごを置いてちょっと居眠り。その次にやってきたのはクマさん。どうぞのいすに置かれたどんぐりを全部食べていまい「これでは後の人がお気の毒だから」と、替わりにはちみつを置いていきます。そんな風に次々に動物がやってきては前の人が置いていったものを食べ尽くして、かわりに自分が持っていた食べ物を置いていきます。ロバさんがお昼寝から覚めたとき、どうぞのいすの上には美味しそうな栗が…。「どんぐりってくりの赤ちゃんだったっけ??」と思うロバさんでした。

自分が作った椅子を道行く人の休憩用に使ってもらおうと考えるうさぎさんがまず優しい。全部食べ尽くしては後からやって来る人が可哀想だからと、何かしら食べ物を残していく動物たちがみんな優しい。ストーリーに目新しさとかわくわくするポイントはないんですけど、とにかく溢れる優しさに触れてほっこりするお話です。優しい気持ちになりたいときにオススメ!

1歳の頃、保育園で隣の子の足を踏んづけて茶碗蒸しを奪い取ったエピソードを持つ私は、あんちゃんのこと欲張りとか言えないのです…。

 

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『ノラネコぐんだんパンこうじょう』

双子がパン大好きなのは、赤ちゃん時代の楽しい思い出とつながっているからのような気がします。双子がもっと小さかった頃、お買い物はもっぱらネットスーパーでした。近所のスーパーやコンビニくらいなら何とかなるけど、個人のお店は大体通路が狭くてツインベビーカーじゃいけないし、双子を歩かせていたら商品に触ってぐちゃぐちゃにするし…。そんな時代、たまにうちの両親が気分転換にと隣町の美味しいパン屋さんに連れて行ってくれてたんです。そのパン屋さんのパンは味も美味しいし見た目も可愛くて、双子も私やじじばばに抱っこされて、目をキラキラさせてパンを見ていました。双子にとってパンはじじばばと一緒にお出かけした楽しい記憶と繋がるものであり、お買い物の楽しさを教えてくれたものなんだと思います。

今日もそんなパンが出てくるお話です。

 

白泉社(2012)

作 工藤 ノリコ

私的推奨年齢 2歳~

絵のタッチ 4コママンガ

この絵本に出てくるノラネコたちは、表情がほとんど変わらないんです。口が空いているかいないかの違いぐらいで、どのページも同じ顔。なのに何故かとても表情があるように感じるんですよね。不思議。パン屋さんに並んだおいしそうなパンや工場内にきれいに並べられたパンの材料が可愛らしく描かれていて、パン好きの夢を膨らませてくれます。パン焼き釜の爆発の表現や特大パンの描き方もどことなくマンガっぽいです。

ストーリー ノラネコがパン工場に忍び込む話

ノラネコぐんだんはパン工場を覗いているうちに、自分たちでパンを作って食べてみたくなりました。夜中にパン工場に忍び込んで見よう見まねでパン作りをはじめますが、ふくらし粉を入れすぎたパンは大爆発。工場も吹き飛ばすほどの特大パンができました。工場長に怒られたのらねこぐんだんは、特大パンを使ったパンまつりのお手伝いをします。

のらねこ軍団シリーズの猫たちは、大それたことをする割に、怒られると素直に反省するし、つぐないもします。そういうところ、うちの双子とよく似ています。同じのらねこでも、11匹シリーズの懲りないねこさんたちとはけっこう個性が違うんですよね。パンがふくらみ過ぎて大爆発するシーンが男の子ごころにすごく響くようで、「どっかーん」と双子でハモッてケラケラ笑っています。「特大パンで、あんちゃんだったら何作る?」「ちいちゃんは?」そんなやりとりも楽しいです。

↓ベビーカー時代、可愛かったな。

 

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『ぐりとぐら』

誰もが知ってる名作絵本。「名作にはずれなし」です。

 

福音館(1963)

作 中川李枝子  絵 大村百合子

私的推奨年齢 2歳半~

絵のタッチ 現代の鳥獣戯画

これはもう「ぐりとぐらの絵」としか言えないとは思うんですけど、あえて言うなら鳥獣戯画っぽいと思うんです。

↓参考画像

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鳥獣戯画は古代の漫画とも言われ、現代でも雑貨や和服にデザインされたりと、人気の高い作品。ぐりとぐらの絵は、動物たちの擬人化具合や、背景が白いので登場人物を集中して見れるところも似ているな、と思います。50年以上前に出版された絵本なのにちっとも古さを感じさせないシンプルな線と色彩が素敵な絵本です。

ストーリー 大きなたまごを使って大きなカステラを作る話

森の奥へ出かけたぐりとぐらは大きなたまごを見つけます。大きすぎて家に持って帰れないので、家から材料をもってきて、その場で料理することにしました。作るのは大きな大きなカステラ。いい匂いを嗅ぎつけて森の動物がみんな集まってきます。ぐりとぐらは出来上がったカステラをみんなに分けて、みんなでおおきなカステラをたいらげるのでした。

絵も魅力的な「ぐりとぐら」ですが、やっぱり最大の魅力はストーリー。自分がすっぽり入れるくらいの大きなたまごを見つけるなんて、それだけでわくわくしますね。しかもその大きなたまごを、大きなフライパンで、特製のかまどで、大きなふわふわのカステラにする…。食いしん坊な子どもならわくわくしないはずがありません。作る楽しみと食べる楽しみ、両方あるのがいいですね。そして自分たちだけで食べないで、みんなと分け合って食べるというところも素敵だな、と思います。

うちの双子たちは最近お菓子作りに目覚めまして、このぐりとぐらのカステラを作ってみたいと主張していますが…フライパンで焼くのはちょっとハードルが高いなぁ。。

ワニや鳥など卵を産む動物がどんな気持ちでたまごたっぷりのカステラを食べてるのかな、って考えてるのは子どもたちには内緒ですw

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『さつまのおいも』

食い意地の張ってる双子は食べ物の出てくる絵本が大好き。特にパンとおいもには目がありません。今日はおいもが主役、おいも目線で描かれた絵本をご紹介します。

 

童心社(1995)

文 中川ひろたか  絵 村上康成

私的推奨年齢 2歳~

絵のタッチ ポップで可愛いマンガ

おいも達1匹1匹(?)に個性があって面白い。前半は土の中なので色彩も控えめですが、後半は色あざやか。絵具で描かれた絵ですが、どことなくマンガのような可愛らしさがあるんです。

ストーリー おいもとこどもたちの綱引きバトル

おいもは土の中で暮らしています。ご飯を食べて、お風呂に入って、トイレにも行って…トレーニングもします。え?トレーニング??そう、おいもたちは子どもたちとの綱引き(つまり芋ほり)に備えてトレーニングをしていたのです。トレーニングのかいもなく子どもたちに負けてしまったおいもたちは焼きいもにされて食べられて…臭いおならになって子どもたちに仕返ししますw

芋ほりをおいも目線で描くところが新しいですよね!おいもが土の中でせっせとトレーニングしている…予想外の展開にわくわくします。しかもトレーニングの目的が、芋ほりにやってくる子どもたちと勝負するためだとは…。さつまいも→薩摩→西郷さんという発想なのか、リーダー格のおいもが西郷さん顔だったり、くちょうが時代劇の中の薩摩弁だったりします。そういうところも独創的で面白いです。子どもたちは「おならぷ―」のくだりで大笑いしていますw男子は幼稚園の頃からしょーもない!親子で笑ってほっこりできる、秋冬にぴったりの絵本だと思います。

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『ねないこだれだ』

図書館や育児支援センターなどでもよく見かける定番中の定番。ちょっと説教臭いお話ではあるけれど、オススメしたい理由がある大好きな絵本です。

 

福音館(1969)

作・絵 せな けいこ

私的推奨年齢 1歳~

絵のタッチ 紙の風合いが優しい

せなけいこさんの絵は紙を切ったり千切ったりして描かれているんですよね。動物の毛並みのもじゃもじゃ感やおばけの輪郭の曖昧さが紙を千切ったその風合いで表現されていて面白いです。

ストーリー 夜中に起きているとどうなるのかな、というお話。

夜中に起きているのは、ねずみ・ねこ・どろぼう、それからおばけ。夜中(といっても午後9時)に遊んでいたルルちゃんは、おばけにされておばけの世界に連れていかれてしまいます。

せなけいこさんのこのシリーズ(いやだいやだの絵本・あーんあーんの絵本)は、こどもに「ママの言うことを聞きましょう」「好き嫌いなく食べましょう」など、しつけ的なメッセージが込められているものが多いです。この「ねないこだれだ」も、「夜は早く寝ましょう」という明確なメッセージが込められていて、ちょっと説教臭い感じがします。でもね?でもね?「夜中に遊ぶとおばけが来るよ」「いい子にしないと鬼が来るよ」っていうのは世界各国で大昔から採用されている伝統的な教育法なので、伝統にのっとって子育てしてみるのもいいかな、と思うんです。子どもの寝かしつけで悩んでいた時に「赤ちゃんを海苔巻きのようにきゅっと巻くとよく寝る。これはかつて世界中で行われていた寝かしつけ方」っていうのもNHKで見て、騙されたと思ってやってみたら本当によく寝たんですよ。現代人の感覚だとちょっとかわいそうな気もするけど、大昔の人が経験的にやっていたことって、バカにできないなと思いましたね。それに、日本人なら誰もが「おばけと言えば白っぽくて足がなくて、手をだらんと下げていて…」と共通のイメージを持っていると思うんですけど、こどもに日本人なら知っておきたい「ベタなおばけ」のイメージを教えられるという点でも、この絵本はいいな、と思います。

双子が1歳の頃はよく、タオルケットを頭からかぶっておばけごっこをしていました。今はもう少し進化したおばけごっこを楽しんでいます。カーテンが風でゆれていると「おばけじゃない!?」なんて自分で言い出しておいて、だんだん怖くなって顔がこわばってたり。「おばけは足がないから、子どもの可愛い足が欲しいんだよ」なんて設定を自分で付け加えてたり。うちの子たちは怖がりながらもおばけが大好きなようです。身近におばけのある生活をぜひ!

 

↓懐かしくなったのでひざ掛けで巻かれて寝てる双子を張ってみました。

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