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『とうだい』

2016年初版の新しい絵本。色々な人にオススメしたくて、本屋で見かける度に目立つところに置き直していますw

福音館(2016)
文 斎藤 倫 絵 小池アミイゴ

私的推奨年齢 3歳〜

絵のタッチ 印象派、特にモネっぽい
海の描写がとにかくキレイでいきいきしていて、印象派の絵画を見ているようです。柔らかい色彩で、子どもたちと「きれいだね〜!」といいながら見ています。

ストーリー あどけない灯台の成長物語であり、大人にとっては哲学書のように深い物語
岬に建てられた灯台は、いつも海を眺めています。やがて渡り鳥がやってきて、灯台は遠い国の話をたくさん聞きます。灯台にとっては楽しい時間。けれど春が来て渡り鳥は去り、灯台はどこにも行けない自分に気がつきます。けれど嵐がやってきたとき、灯台は自分が光る意味を見つけます。
子ども達にとっては、可愛い灯台さんが友達と出会ったり嵐を乗り越えたりして成長していく物語。大人にとっては、自分らしさとは?自分の役割とは?などなど、色々なことを考えさせられる哲学書のような絵本です。私は都会生活に憧れながらも双子育児のため実家近くに戻って以来すっかり田舎から離れられない自分を重ねて、少し励まされました。自由でなくても、自分らしくあることはできるな、って。
作者の斎藤倫さんは詩人だそうで、この絵本の文は声に出して読んでいてとても気持ちいいです。
大人にこそオススメしたい一冊です。ぐりとぐらのようなロングセラーになってほしいな。


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